考えるために書き、生きるために考えるブログ

書くことは考えることである。

他者の欲望や考え

僕はいつも他人を見下している。作品を見た時につまらないものはつまらないと思うし、面白いと感じたものは面白いと思う。そういう人間は嫌われると思うが、嫌われてもいいだろう。結果的に人間が本当の求めるべきなのは力であり、自立である。他者に多くを求めないことは自分の能力の向上にも繋がる。他者の評価というものは実に信用ならず、毒である。

 

それよりも自ら一人で生きて行ける力こそが個人にとって最大の自由なのだ。この社会のシステムはその自由が手に入れられるようにできていない。食事でも、衣服でも他者に依存することが前提のなっている。人間は本来全て自分でやらなければいけないはずだったのに、「社会」という歯車の一部になり、「力」を得る機会を犠牲にし、便利な生活を我々は手に入れた。

 

しかし、何かものを買うときにお金を支払わないよいけないように、この“便利”な社会の一員となることには何かを支払わなければならない。何かを買うときに支払う、お金は自らの労働力と才能と能力であるが、便利な社会の中では、我々は力と真実を支払う。一人の人間として生きたいのであれば、この社会の全てに疑問を投げかけながら生きてゆく必要がある。僕が僕という形を保ち続けるためには、真実を見つけるためには、社会は邪魔になる可能性がある。